群馬の隠れ情報！

甲子園の完全試合の投手とは、高校野球の大会で27人の打者を相手に出塁させずに試合を終えることです。これは非常に難しいことで、春夏の甲子園で達成したのは、歴史上たった2人の投手しかいません。

1978年（昭和53年）の第50回選抜高等学校野球大会で、前橋高校（群馬）の松本稔が1回戦の比叡山高校（滋賀）戦で78球で完全試合を達成しました。

1994年（平成6年）の第66回選抜高等学校野球大会で、金沢高校（石川）の中野真博が1回戦の江の川高校（島根）戦で99球で完全試合を達成しました。

これらの2人の投手は、甲子園の完全試合の投手と呼ばれています。また、1982年（昭和57年）の第64回全国高等学校野球選手権大会で、佐賀商業高校（佐賀）の新谷博が1回戦の木造高校（青森）戦で9回2死まで完全試合を続けていましたが、最後の打者に死球を与えてノーヒットノーランに終わりました。この試合は、甲子園の完全試合の投手に最も近づいた試合としても知られています。